二型キッチンで後悔したくないなら、シンク下はオープンがおすすめな理由

二型キッチンで後悔したくないなら、
シンク下はオープンがおすすめな理由

最近ではオープンキッチンが流行ってきており、二型キッチンを取り入れる家庭も増えてきました。しかし中には、二型キッチンを取り入れて後悔されている方もいます。

そこで今回は、二型キッチンで後悔しないために、後悔ポイントを紹介するとともに、シンク下はオープンにすることをオススメしたい理由を説明します。

最近流行している二型キッチン

上述しましたように、オープンキッチンが流行しており、二型(=Ⅱ型)キッチンの需要が高まっています。

一般的な二型キッチンのレイアウトは下図のようなものです。

ダイニング側にシンクカウンターを、壁面側にコンロカウンターを2列配置することが一般的です。このような二型キッチンのメリットは下記のことが挙げられます。

  • 作業スペースが広く、作業しやすい
  • 料理が提供しやすい
  • 収納スペースが大きい
  • ダイニング側へ油はねしない
  • 調理中のニオイが部屋に広がりにくい

カウンターが二枚分あるので、作業スペースが広くとれます。さらに、振り向くだけなので動線が短く、作業がしやすいです。

また、カウンターの奥行を広くとっておけば、料理を並べておき、家族に取りに来てもらうこともできます。十分なスペースもあるので、軽い食事くらいならカウンターチェアをつかいながらキッチンで食べることも出来ます。

さらに、カウンター二台分あるので、収納スペースも大きくとれ、食器類だけでなく、食材やキッチン用品のストックも置いておくことができます。

そして、コンロを壁面側に配置しているので、ダイニング側に配置するよりも調理中のニオイが広がりにくいですし、油はねしてダイニング側を汚す心配もありません。

ここまで説明していると、良い点ばかりに感じる二型キッチンですが、中には後悔している方もいます。

二型キッチンの後悔ポイント

後悔1)床が汚れやすい

油はねしにくく、清掃性は良い二型キッチンですが、どうしてもカウンター間の床は汚れやすくなってしまいます。

というのも、シンクで洗ったものをコンロで加熱しようとしたら、どうしてもカウンター間に床に水が滴ってしまいます。例えば、野菜炒めを作ろうとしたとき、野菜をシンクで洗って、カットして、コンロのフライパンに野菜を入れようとしたとき、水が床に滴ってしまうのです。

シンクとコンロが同一のカウンターに横並びにあるI型キッチンではないことですが、二型キッチンではどうしても起きてしまいます。

床が濡れると、滑って危ないですし、さらに汚れを広げる可能性もあります。

対策としては、洗えるキッチンマットを敷いたり、十分に水気をとってからカウンター間を移動するようにしましょう。

後悔2)対面できないことも

オープンキッチンは「子供や家族の様子を見ながら、または、リビングにあるテレビを見ながらキッチン作業ができる」ことがメリットです。

しかし、二型キッチンでは、壁面側のコンロを使う時はどうしてもリビングダイニング側に背を向けることになってしまいます。そのため、ずっと子供や家族の様子を見ながら、または、リビングにあるテレビを見ながらキッチン作業ができません。

この点は、理解したうえで二型キッチンにしましょう。

後悔3)常にキレイに

これは二型キッチンだけでなく、オープンキッチンにしたときに感じるものです。

オープンキッチンだからこそ、キッチンがどうしても目に入ってしまいます。「今日は疲れたから、片付けは明日にしよう」と思って、休んでいてもキッチンが気になってしまいます。

そのため、特に来客の予定があるわけでもないけど、「常にキレイにしておかなくては」となってしまう方もいます。

どうしても気になってしまう方で、かつ、片付けや掃除が苦になってしまう方は、二型キッチンやオープンキッチンにするかどうか検討の余地ありです。

二型キッチンなら、後悔しないためにシンク下はオープンがおすすめ

ここまで後悔ポイントを紹介してきましたが、さらに後悔しないために、収納の点から「キッチン下をオープン」にすることをオススメしたいです。

「収納スペースが大きくとれるのがメリットなのに、オープンにしたらメリットがなくなるのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、良い点があるのです。

シンク下はオープンがおすすめな理由1)ゴミ箱収納

下の写真をみてください。

「キッチンシンク下にゴミ箱を収納」したパターンです。

キッチンのゴミ箱の置き場所って困りませんか?せっかくきれいなキッチンを作ったのに、不格好なゴミ箱がリビングダイニングから見えたらもったいありません。後悔してしまいます。

だから、ゴミ箱を隠す用のスペースをとるために、キッチンシンク下をオープンにするのです。壁面のコンロ側だと、リビングダイニングに人が立つと見えてしまうので、ダイニング側のシンク下にするのがポイントです。

ただ、食器類やストックの収納スペースは多少減ってしまいますので、吊戸棚やパントリーなどをうまく活用して、収納量を確保しましょう。

他にもキッチンシンク下をオープンにすることで生まれるアイデアがあります。

シンク下はオープンがおすすめな理由2)踏み台収納

下の写真をみてください。

「キッチンシンク下に踏み台を収納」したパターンです。

収納量を増やすために、キッチンの壁面側に吊戸棚を設置することはよくあります。しかし、背が低い方だと、モノを出し入れするのが億劫になってしまいます。そこで、踏み台を使うことにするのですが、良い収納場所がありません。

押し入れに入れておくと、次は踏み台を出すのが億劫になってしまいます。キッチンに置こうにも、作業の邪魔になるしリビングダイニングから見たら、見栄えが良くありません。

そこで、キッチンシンク下をオープンにして、そこに収納してはいかがですか。使いたいときにすぎに使えますし、リビングダイニングからも見えません。また、子供が手を汚して手洗いするときにも、使いやすいのは便利です。

シンク下はオープンがおすすめな理由3)お盆・ゴミ袋ストック収納

下図をご覧ください。

キッチンシンク下をオープンにし、「パイプ棚を設置」した案です。

キッチン下からごみ箱の上のスペースにパイプ棚を設置することで、そこにお盆やごみ袋のストックなどの薄いものを置いておくことができます。

他にも、洗って湿っているまな板の一時置きとしても使えます。湿っているまな板はキャビネット内にしまっておきたくないし、カウンター上に出しておくのも見映えが良くありません。そんなときに、活用できます。

シンク下はオープンがおすすめな理由4)タオル・ふきん収納

下図をご覧ください。

キッチンシンク下をオープンにし、「タオルハンガーを設置」した案です。

濡れたふきんやタオルもキャビネット内にしまうのは、キャビネット内に湿気が充満しそうで避けたいですよね。かといって、やはりカウンター上にはおいて置きたくないものです。

そういうときに、タオルハンガーをつけておけば、キッチンシンク下にふきんやタオルを隠すことができます。

二型キッチンで後悔しないために

今回は二型キッチンで後悔しないために、後悔ポイントを紹介するとともに、シンク下はオープンにすることをオススメしたい理由を説明しました。

二型キッチンもI型キッチンも一長一短です。ただ、後悔ポイントを分かっているだけでも、対策をとれたり、覚悟ができたりするものです。

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「キッチン・キットを使うとどんな造作キッチンができるの?」と気になった方。キッチン・キットを使った造作キッチン事例は、下のリンク先の記事でご覧いただけます。どんな造作キッチンができるのか確認してみてください。

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