建築家・阿部勤さんの展覧会に合わせて自邸のキッチンの水切り棚を復刻。販売が決定!
建築家・阿部勤さんの展覧会に合わせて
自邸のキッチンの水切り棚を復刻。
販売が決定!

「建築家・阿部勤のいえ展 暮らしを愉しむデザイン」が、竹中工務店東京本店・ギャラリー エー クワッドで開催中です(2025年6月26日まで)。
会場には、築50年を超えた今も、多くの人に愛されている自邸「中心のある家」の一部が再現され話題になっています。この展示に合わせて、キッチンで使われていた水切り棚が復刻。弊社が販売することになりました。展覧会の様子とともに詳しくご紹介します。
目次
名作住宅として語り継がれる「中心のある家」

2023年に86歳で亡くなられた阿部勤さん。生前は、外と内を「開く」「絞る」という建築手法で、次々に住宅を設計。冷たい印象になりがちなRCに、木の床や建具を組み合わせた温かみのある心地よい家は、多くの人々を魅了してきました。
その代表作といえるのが自邸の「中心のある家」です。

こちらは自邸の外観模型。四角いRCの箱の上に、木造軸組工法で作られた屋根が乗っている形状です。
阿部さんはこの7.7mの四角い箱の中に3.6m四方の「中心の箱」を配置。この中心の箱(リビング)の周りにダイニングやキッチン、テラスなどを配した回遊型の間取りにしました。
中心の箱には大きな開口があり、ドアは存在しません。風が通り抜け、中心から外部へ緩やかに広がっていく心地よい家です。
壁付I型とペニンシュラを組み合わせたキッチンは阿部さんのコックピット

写真は、生前、阿部さんが使っていたキッチンを再現した展示です。壁付のI型キッチンにペニンシュラキッチンをつなげた“T”型キッチン。
交差する部分はあえて段差を作ったので、材料をボウルに移すときにスムーズ。料理しながらすぐに食べられ、来客とも作りながら会話ができるキッチンです。
高齢の阿部さんも、キャスター付きのイスに座ったままでも料理ができるこのキッチンを、こよなく愛していました。
展覧会では、「中心のある家」の一部を会場に再現

今回の展覧会では、実際に使われていたダイニングのイスやテーブル、その隣のコージーコーナーのデイベッドなどを会場に運び込み、中心のある家の一部を再現しています。

運び込むことができないキッチンは、イメージが伝わるよう、写真のように造作。
使い勝手がいいよう、お気に入りの調理道具は、「出しっぱなし」にしていた阿部さんのキッチンの雰囲気が伝わるよう、今回、アルテック建築研究所が当時の図面をもとに、水切り棚を製作しました。
「中心のある家」のキッチンで使われていた水切り棚の再現品の販売が実現

写真がその水切り棚です。サイズはW900mm×D300mm×H300mm。2段の棚には、ステンレスの丸棒(Ф5mm)を10本使用。
中央に支柱があり、左右それぞれの幅は444.5mm。重量は10㎏。フレームの上部と左右に壁留めの穴があり、壁にネジで留めて設置する仕様です。

この商品は、受注生産となります。価格等は下記までお問い合わせください。
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また、こちらの商品のサイズや概要を説明していますフライヤーのデータも下のボタンからダウンロードできます。無料でダウンロードできますので、少しでも興味を持たれたら、ぜひダウンロードください。

建築家・阿部勤のキッチン棚
阿部勤が自邸「中心のある家」のために特別に設計したオールステンレスキッチン棚を、使いやすいW900、水切り部分は取り外して、DI Yで板材にも変更可能としてアップデート。
お気に入りの道具を見せることで、料理の気分もあがり、どこに何があるか分かりやすい水切り棚仕様。
都内工場で手作りにこだわった製品。(プロデュース:アルテック建築研究所)