造作洗面台だからできた!余白たっぷりのシンプル洗面台の魅力

造作洗面台だからできた
余白たっぷりのシンプル洗面台の魅力

造作洗面の魅力といえば、デザインの自由度と機能性の追求ができることではないでしょうか。

既製品では実現できない、素材やカラー、配置などを自分好みにカスタマイズすることで、生活スタイルに合った唯一無二の洗面を手に入れることができます。

今回は、掃除のしやすさを第一に考えながら、デザインも妥協しないシンプルなシングルボウルの造作洗面をご紹介します。

掃除のしやすさを重視した洗面カウンターの3つのポイント

使い手は、2人暮らしのご夫妻。新築の自宅に造作洗面を設置されました。

デザインへのこだわりはもちろん、お手入れのしやすさなど機能性を重視して選んだ洗面には、真似したくなるポイントがいくつもありました。

ポイント1:コンパクトな洗面ボウルを1つだけ

最近は、ダブルボウル洗面への注目も高まっており、ekrea Partsでも問い合わせをいただく回数が増えています。しかし、ご夫妻が選択したのは一般的な洗面サイズよりもコンパクトな洗面ボウルを1つだけと、とてもシンプルなプランでした。

「ダブルボウルは掃除の手間も2倍になり、むしろ1つで十分でした」と語る旦那さま。シンクボウルは幅400mm、奥行き300mmと標準的な洗面ボウルに比べるとコンパクトなので、小さくは感じるけれど気にせず使えているそうです。

ポイント2:シームレス加工の洗面ボウル

ベッセルタイプの洗面ボウルは、ごちゃっとした印象になるので埋め込みに。その際にこだわったのが洗面ボウルとカウンターの接合方法でした。

アンダータイプのボウルを現場で取り付ける場合、どうしてもカウンターとボウルの間に隙間ができてしまい、掃除がしづらくデザイン面でもシャープさが損なわれてしまいます。そこで、素材を合わせてシームレス加工をしたボウル一体カウンターを選びました。この方法を選ぶことで、美しいフォルムを保ちながら清掃性の高い洗面が完成しました。

ポイント3:壁出し水栓

「水栓に水がかからず、汚れにくいのがいい」とご夫妻も納得の壁出し水栓。

お掃除のしやすさもさることながら、水栓が浮いていることでカウンターもスッキリして広々使うことができます。壁の裏に配管を通すため、壁をふかしたり少し工数がかかりますが、造作洗面だからできる施工方法のひとつです。

広く感じる秘密は奥行きにあり

一般的な洗面カウンターの奥行きは500mm~600mmと言われています。ekrea Partsの洗面カウンターは、奥行き600mmの種類が最も多く、少しゆとりを持ったサイズ感が人気です。

しかし、ご夫妻がオーダーした洗面カウンターの奥行きは500mmと数字だけを見ると少し狭く感じるサイズ。なぜこの奥行きにしたかを聞くと「通常より狭くすることで、端から見た時に長く感じられ、通路の幅が広くなりゆとりが出る」と旦那さまが教えてくださいました。

実際に洗面室の入口からカウンターを眺めると、確かにスッキリとしたフォルムで長く感じると共に洗面室自体も広く感じます。たっぷり取ったカウンター幅「2475mm」と少し短めの奥行き「500mm」によって狙いどおりの効果を得られました。

必要なものだけを選ぶ、造作洗面台の魅力

今回お話を伺ったご夫妻は、自分たちに必要なものは何かを突き詰めることで、シングルボウルと余白をたっぷり取った2475mmのシンプルな洗面カウンターをオーダーしました。一見、オーダーでなくても作れそうにも思えますが、システム化され多くの人が求める機能を持った洗面台では実現できない洗面カウンターとなりました。

造作洗面台は、自分の思いを詰め込むことが出来る分あれもこれもと欲張ってしまいがちですが、削ぎ落とす選択ができる、というのも造作洗面台の魅力だと気付かされますね。

ekrea Partsでは、カウンターサイズを指定できるフレックスシンクやセミオーダー洗面カウンターも取り扱っています。詳しい解説は、以下の記事からご確認いただけます。

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