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キッチン Q&A(Vol.08)

収納についての基本的なお話 「コーナー部の納め方のポイント」

キッチンや収納家具のコーナー部の納め方について説明します。

 ただキャビネットを並べるだけでは、扉同士が干渉して開かないとか、扉の取手がぶつかって開かないといった問題が発生しやすいので、設計段階で十分な考慮が必要です。一般的に、コーナー部分にL型キャビネットを配置すれば、比較的上記の問題は発生しにくいし、プラン的に容易に進めることができます。
 しかし、L型キャビネットはコスト的に大幅にアップするし、設置工事段階においてかなり大きな物になり、搬入ができなくて工事ができなかったケースが多く見受けられます。
 従って、特にフロアーキャビネットはI型の形状のものを採用するケースが多くなります。その際の納め方はいろいろなやり方がありますが、代表的な納め方についてキッチン事例を用いて説明します。
図1
 図1はキッチンフロアー部・コーナー部分のヨコ断面を平面図で描いたものです。A部コーナー拡大図を見ればよく分かるように、コーナーフィラーのオモテ材の(30+2)mmの寸法確保で、扉材の干渉が起こりません。

 ただし右図のようなハネ出し部の高いハンドルを使用するケースとか、コーナーキャビネットに相対するキャビネットが引出しのケースは、寸法上、さらに考慮が必要となります。
 特にフロアー部コーナーは、奥行が深く、奥の物の取り出しが悪いので、収納スペースとして活用しづらく、デッドスペースになる。それを解消するために、キッチン用収納金物(回転機能金物」を利用することをおすすめします。

 また、参考までにコーナー部を有効活用した事例を紹介します。図2はL型プランで一面が対面式のタイプの平面図を描いたものです。コーナー部奥行方向を半分に分け、一方をキッチン側から、もう一方をダイニング側から使えるようにした提案です。
 キッチン側の収納部は奥行を浅くしたので、あえて収納金物は使用せず、棚板にしました。コーナーキャビネットがL型形状になるので、出し入れしやすくするために、ピアノ丁番を使用し、扉が折り畳みできるようにし、折り畳んだ後、広角スライド丁番で175°まで開けられるようにしました。
コーナー部を有効活用した事例
図2

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