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キッチンおやじのコラム 2007.9.10/VOL.41
こんにちは。「キッチンおやじ」こと岡本憲明です。
猛暑続きだった8月も終わり、9月に入って少し秋めいてまいりました。とは言え、東京はまだ蒸し暑い日が続いております。こういう時期は体調を崩しがちですので、健康管理に十分注意致しましょう。
秋は弊社でもイベントの予定がいろいろとあり、ますます忙しくなりそうです。今月は重量木骨(SE構法)の構造見学会が2件、来月は「日経
住まいのリフォーム博2007」に出展致します。皆様のご来場をお待ちしております。 |
まず、電気設備に関しては、家電品の普及ということもあり、各戸における電気容量が格段に増えてきています。今、リフォームの対象になっているマンションが昭和40年後半から50年代のものが多く、総じて容量的に30Aというケースが大半で、リフォームを計画する上で大きなネックとなってきています。お客様の「IHヒーター、食洗機を入れたキッチンにしたい!」というご要望があっても、夢がことごとく打ち砕かれています。
回路数が6〜8回路と少ないケースも見受けられますが、回路数は分電盤を変えたりして増やすことができても、電気容量は戸建住宅のように簡単に増やすことはできません。マンション全体の容量に限度がありますので、入居者の方が勝手に電力会社に申請して増やすわけにはいきません。何世帯も住んでいる集合住宅ですので、当然ルールがあるわけです。(管理規約という各マンション毎に決められたルールがあります)
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ただ、中にはマンション全体の電気容量に余裕があって、管理規約に30Aから40Aまでの増設ならOKというケースもございますし、今後マンション全体の大規模改修の際に、全体の電気容量を上げる計画がある場合もございますので、そのあたりをよく把握しておく必要はあると思います。
次に、給排水設備に関しては、昭和50年代中頃を境に、給排水配管のうち排水配管の設置場所が変わってきたように思います。昭和50年代中頃以前のものは、ほとんどが下階天井裏に配管をもってきているケースが多いです。そのために、リフォームをきっかけに水廻り位置(浴室・キッチン・洗面・トイレ・・・)のレイアウトを変えるとなったら、床上げをして排水勾配を確保したり、排水経路を変えて排水勾配を確保するなどの工夫が必要になります。
また、レイアウトを変えずに現状の排水位置を活かして工事を行なう場合でも、既存の排水配管が老朽化していたり、もともとの配管と新しい配管のジョイントがしっくりいかず、工事完了後、階下に漏水事故を起こしてしまったりする可能性も考えられます。そんな場合、対象のお客様以外に階下の方にも多大な迷惑をおかけしてしまう結果になります。
昭和50年代中頃以降から、二重床の採用が増え、給排水配管が床上に設置されるようになり、共用部分と専有部分が明確に区分されるようになりました。リフォームを行なう場合も、床上で配管できるので、水廻り位置のレイアウト変更等も比較的やりやすくなってきています。ただ、二重床のふところ高さの範囲内で排水勾配が十分に取れるかチェックする必要はあります。
昭和60年以降になると、給排水配管の施工方法も、さや管ヘッダ方式が採用され、作業工程も簡素化し、配管の接続箇所も大幅に削減して、漏水の危険性はかなり低減されたように思います。また、近年はさらなる技術進化とともに接続方式も差込式になったり、材質もより耐久性の高いものに変わってきたりで、より漏水の危険性が低減され、メンテナンス性も向上してきております。
さらに昨今の傾向として、食洗機の採用も増え、それに伴って排水配管もより耐熱性に優れた材質のものと既存配管との組合せ等を考慮する必要があります。
最後に、給湯・暖房設備に関しても、昭和50年代中頃以降、それまで室内設置式のBF型、FF型のガス湯沸し器が多く使われてきましたが、共用部PSが廊下側に設置され始めてから、屋外設置タイプの壁掛け式(追炊機能付)ガス給湯機が主流になってきています。また、この年代のマンションで深夜電力を利用した屋内設置型の電気温水器(大きな貯湯タンク付のもの)や、ちょっと高級系のマンションで中央式冷暖房・給湯方式のものも見かけます。
昭和60年以降は、床暖房(温水式、電気式とも)が普及し始め、機器の価格も手の届くところまで下がってきましたので、昨今のマンションでは標準品になってきています。 |
| 以上、日本のマンションの設備・機器の変遷についてお話致しましたが、お分かり頂けましたでしょうか?次回はキッチンを主体にしたリフォームの範囲と、留意すべき点についてお話していきましょう。どうぞお楽しみに!
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「キッチンおやじ」こと 岡本 憲明
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