ekrea contact us
HOME > キッチンおやじのコラム 目次 > 2007.2.24/VOL30
キッチンおやじのコラム COLUMN

キッチンおやじのコラム 2007.2.24/VOL.30

こんにちは。「キッチンおやじ」こと岡本憲明です。
 東京は初雪も降らないまま2月が終わりそうです。今冬は暖冬で、凍えるような寒さを感じる日がほとんどありませんでした。 やはり地球温暖化が進んでいるのでしょうか・・・。不安な気持ちになりますね。
 異常気象のせいでしょうか、10日ほど前から右肩が上がらなくなり、病院に通うハメになりました。スタッフは「過労ですか?」と心配してくれたり、「五十肩ですか?」と笑ったり、「運動不足ですよ!」と厳しい指摘をしたり、千差万別(?)です。でもおかげさまでずいぶん回復致しました。

 さて、前回・前々回はキッチンのプランニングにおいて考慮すべきポイントの中の「安全性」について火災対策面のお話を致しました。今日は防災、特に地震対策について触れてみます。

 実は、私は神戸出身で、あの「阪神淡路大震災」で実家は全壊しました。そのシーンを体験したわけではないのですが、家族から聞いた話の中で今回のテーマと関連する点について話します。実家のキッチンは、いわゆる流し台をいくつか組み合わせたもので、フロア部分だけでしたが損傷は激しかったようです。そのキッチンの背面に食器・調理器具・食品等の収納があったのですが、建物は壊れたにもかかわらず、原型のまま残っていたようです。
 その収納は、リフォームした時に、建築躯体に合わせて地元の木工所で作り、固定したものでした。一番驚いたのは、中の収納物が散乱しなかったことです。
 私の記憶では、サイズがW2400×D500×H2400のかなり大きなもので、下段(H700)は引出しを中心とした収納、中段(H1250)は食器棚で2枚のガラスの引違い戸、上段(H450)は雑貨類の収納で4枚の開きの扉がついていました。本来、上段の扉が開いて中のものが散乱したはずなのですが、スプリングキャッチがついていたため、扉が開かなかったようです。中段 の食器棚はガラス戸に上下ハカマレール付で、閉まるとロックがかかる構造のものでしたので、地震が起きても閉まったままの状態だったようです。また、1枚の戸は大きかったのですが、ガラス厚8mmと厚かったため、割れなかったようです。

 地震後の映像などによると、置き家具の場合、本体そのものが転倒し、中のものが散乱したり、壁に固定されている家具・棚類の場合でも扉が開いて中のものが散乱している光景を見かけます。
 これらを踏まえて、次のような対策を予め講じておくとよいでしょう。
I. 家具等の箱物は、できる限り建築躯体に強固に固定する。
II. 吊戸棚下端がH1200以上で、開き扉が付くような場合は、扉1枚につき、耐震ラッチ1個取付け、簡単に扉が開かないようにする。

耐震センサーロック

※耐震ラッチは「ekreaパーツ」でも取り扱っております。
 以上、キッチンプランニングにおいて考慮すべきポイント「安全性」について、3回にわたりご説明致しましたが、お分かり頂けましたでしょうか?
 次回はポイントの2番目の「衛生面」についてお話しましょう。お楽しみに!
「キッチンおやじ」こと 岡本 憲明