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キッチンおやじのコラム COLUMN

キッチンおやじのコラム 2006.9.11/VOL.20

こんにちは。「キッチンおやじ」こと岡本憲明です。
 9月に入り、すっかり秋めいてきたと思ったら、この土日の東京はものすごい残暑で、あまりの暑さに驚愕致しました。ショールームの周りの公園では既に秋の虫が鳴いているのですが、まだまだ油断できませんね。
 さて、前回はシンクのうち、「方式・納め方」と「形状・サイズ」についてお話しましたので、今回はシンクの「素材」についてお話しましょう。  シンクの素材は様々なものがあります。そのうちの代表的なものについて、紹介していきましょう。
1.ステンレスシンク
 主にSUS304(18-8)が多く使用されています。耐熱性・耐久性・耐磨耗性にすぐれ、手入れも簡単で扱いやすいので、もっとも普及しています。規格品は一般的に金型を使ったプレス品が多く、そのためステンレスの肉厚は、t0.7〜1.0程度のものが多く、また、平面的には周囲カドのR寸法は90〜100程度のものが多いです。そのため、量産効果でコストは抑えられますが、デザインの自由度に欠けます。
  一方、オーダー品は、皆様が子供の頃、工作でボール紙で弁当箱状のものを作った記憶があると思います。四角い紙の四隅を切り落として糊代をつけて折って、そこに糊をつけて作りましたね、それと同じように作ります。はさみでは切れませんし、手では曲げられませんので、工作機械を使ってその作業を行ないます。折った箇所を溶接して研磨して仕上げます。だから、肉厚も研磨分は厚くなりますので、t1.0〜1.5は必要になります。周囲カドのRも10〜30といった小さいRで作れます。
 従って、デザインの自由度はできますが、どうしても手作りになるので、コストも高くなります。また、当然ですが、使い勝手に合わせた形状にも対応できるメリットはあります。
2.ホーローシンク
 鋳物にホーローがけした製品で、耐熱性・耐久性に優れていますが、使用中うっかり食器を落とすと割れたりします。ステンレスと異なり、色がカラフルなので、カラーコーディネートできる良さもあります。規格品がほとんどで、オーダーは難しい。形状もほとんどがオーバーカウンター式のものです。

3.人工大理石シンク

 デュポン社のコーリアンシンクをよく聞きますが、以前セミジャンボサイズのものもあったのですが、現在はパーティーシンクしか生産されていません。
 このシンクを使うと、人工大理石カウンターと一体で加工できるので、デザイン的にきれいに仕上げられます。
4.セラミックシンク
 規格ステンレスシンクに特殊セラミックスをコーティングしたもので、耐熱性・耐磨耗性に優れています。ホーロー製のものと同様、カラフルな色合いが楽しめます。一方、ホーローと異なり、下地がステンレスで弾力性に富み、万が一表面が破損しても錆びにくいです。

 以上、シンクについてお話しましたが、お分かり頂けましたでしょうか?
 いよいよ次回は今回先延ばししました金物について、お話を差し上げます。それではお楽しみに。

 

「キッチンおやじ」こと 岡本 憲明