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キッチンおやじのコラム COLUMN

キッチンおやじのコラム 2006.5.25/VOL.13

こんにちは。「キッチンおやじ」こと岡本憲明です。
 おかげさまで先週末、神戸に「ekrea west」ショールームがOPENしました。関西圏にお住まいのお客様はぜひ神戸の「ekrea west」にご相談下さい。ekreaともども、どうぞよろしくお願い致します。
 さて、前回はキッチンカウンターのうち、人工大理石について説明させて頂きました。今回は天然石についてお話しましょう。
 自然派志向の方が増えたためか、キッチンカウンターも人工的なものでなく自然素材を・・・ということで、天然石の人気が上がってきています。キッチン用として、以前は圧倒的に「御影石(花崗岩)」が使われてきました。天然石は一般的に多孔質なため、耐水性、耐汚染性に問題がありますが、その中で御影石は比較的、耐水性・耐熱性に富み、磨き上げると鏡面光沢が得られ、インテリアデザイン性に優れた材料として、キッチンカウンターに採用されたものと思います。
 ただ、なにしろ重量が重く、搬入も大変です。ちょっとした角当てで欠けたり、持ち方次第では自重で折れたりするリスクも抱えており、扱いの難しい材料です。そのため、何分割かに分け、現場で接着してつなぐ必要があります。
 人工大理石のように自由な断面形状に加工したり、シンクをアンダーカウンター式に取付けたり(中にはアンダーカウンター式に加工できる工場もありますが少ないです)、長物で搬入したり、現場で切削・接着・研磨することは難しい材料です。ちなみに、シンクはオーバーカウンター式のものを使い、カウンターのシンク穴に落しこみにするか、見掛上、アンダーカウンター式に工夫が必要です。(下図参照)
カウンター断面
 一方、最近では、天然石の中でも、色・柄・質感がおもしろい「大理石」もカウンター素材として使用されてきています。(確かに見た感じ、私もいいなあと思います・・・。)

 先述したとおり、「御影石」同様「大理石」も、耐水性・耐汚染性・耐薬品性に欠けます。簡単に申し上げますと、汚れやすく、長時間使用すると多孔質の孔から水が含浸し、キャビネット内部にまで到達する恐れがあり、また日常のメンテナンスも容易でないということです。ただ、最近では技術の進化により、特殊な表面処理を施し、石特有の美しさを損なうことなく、耐水性・耐汚染性を上げる製品も出てきております。

 コストも高いというイメージがありましたが、ヨーロッパ産以外に中国産のものも増え、材料的には安価になってきていると思います。ただ、天然石はカウンター材の中でも、なにせ扱いにくい材料なので、加工・搬入・取付という人為的なところにコストは掛かっているのが現状ですが、自然派志向の高まりにより、今後さらに注目される素材ではないかと予感します。

 次回は木製カウンターについてお話する予定です。お楽しみに。
「キッチンおやじ」こと 岡本 憲明