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キッチンおやじのコラム COLUMN

キッチンおやじのコラム 2006.4.5/VOL.10

こんにちは。「キッチンおやじ」こと岡本憲明です。
満開の桜も散り始め、これからは爽やかな青葉の季節の到来ですね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、前回まで何回かに分けて設備系のお話を致しました。ここまでのところ、お分かり頂けましたでしょうか?
 今回から、キッチン本体に近づいたところで、カウンターのお話から入って参りましょう。カウンターの由来は英語の「Counter」で、もともと銀行や商店の勘定台や売台を意味していたようです。因みにキッチンの作業台ないしは調理台については、英文の書籍等を読むと「Countertop」とか「Worktop」で表現するようです。それでいつのまにか日本で「カウンター」と言うようになったのではないかと思います。
 さて、キッチンのカウンターとしてどのような種類があるか、素材別に列記し、それぞれについてお話しましょう。

(1)ステンレスカウンター
(2)人工大理石カウンター
(3)天然石カウンター
(4)木製カウンター
(5)その他のカウンター
 まず、今回はステンレスカウンターを取り上げましょう。ステンレスカウンターですが、言葉通り、ステンレス薄板をプレス加工とか板金加工でカウンター形状にしたものです。
 他のカウンターに比べ、耐水性・耐熱性・耐汚染性に優れています。弊社ホームページのオーダーキッチンQ&Aでも触れていますが、一般的にキッチンに使用するステンレスの種類として、家庭用では「SUS304」、業務用では「SUS430」が多いです。「SUS304」は鋼に18%以上のクロームと8%以上のニッケルを添加したもので、「18-8ステンレス」とも呼ばれています。ニッケルが添加されていますので、磁石はつきません。一方の「SUS430」は鋼に18%以上のクロームを添加したもので、「18ステンレス」とも呼ばれています。こちらは磁石がつきます。
 薄板の厚みですが、家庭用の用途に限りますと、従来の流し台やセクショナルキッチンに用いられているものは、t0.6前後のものが多いです。また、いわゆるシステムキッチンなどに用いられているセクショナルでないワントップ(1枚もの)のカウンターですと、t1.0前後のものが多く用いられています。
 薄板の表面の仕上げも、種類は多数あるのですが、キッチンによく用いられているのはヘアライン仕上げやエンボス仕上げです。
 ヘアラインは文字の通り、髪の毛位の細い線が連続柄になっているもので、エンボスも文字の通り、凹凸柄になっているものです。ヘアラインは見た目にもシャープな感じがして、よりモダンな印象を受けますので、これを選択される方は多いです。
 ただ、設置後、使用してまだ新しいうちは、ちょっとした手垢、指紋跡、擦り傷等が結構気になります。その点、エンボス柄は凹凸の所で多少の乱反射が起こるため、傷等が目立ちにくいです。(そのためか、既製のシステムキッチンではクレームが起こりにくいからでしょうか?エンボス柄仕上げのものが多く採用されています。)
 最近では、これらの仕上げ以外に、より金属っぽく見えるバイブレーション仕上げや、より高級に見せる磨き仕上げ等も使われるようになってきています。

 次回は、ステンレスカウンターはどのような構造でどのように作られているか、取り上げましょう。どうぞお楽しみに。
「キッチンおやじ」こと 岡本 憲明