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キッチンおやじのコラム COLUMN

キッチンおやじのコラム 2006.3.20/VOL.09

こんにちは。「キッチンおやじ」こと岡本憲明です。いつもコラムをご覧下さり、ありがとうございます。
さて、前回のコラムでは、浄水器についてお話しましたが、濾材別に分類し、その特徴を説明させて頂きます。

(1)活性炭式
主に活性炭の働きを利用して、残留塩素・カルキ臭の原因となる化合物、トリハロメタン等の有機物や農薬等を吸着除去します。活性炭は、各メーカーにより粒状・粉状・繊維状・ブロック状等、方式は異なります。
(2)ろ過膜式
ろ過膜(0.4〜0.01μの穴の開いた中空糸膜や平膜等)に水道水が通過し、水に含まれる鉄サビ・カビ・細菌類を除去し、活性炭で残留塩素、有機物、トリハロメタン、農薬等を吸着除去します。現在、使用されている浄水器のほとんどはこの方式です。皆さんご存知のブランドですと、例えば国産品では三菱レーヨンのクリンスイ、東レのトレビーノ。輸入品では料理の鉄人で名を馳せたシーガルフォー(米)等が挙げられます。また、この方式では水中のミネラル分は除去しないので、おいしいです。

(3)逆浸透膜式
ろ過膜式で用いられる膜より小さい穴の開いた膜(逆浸透膜)に圧力をかけて水を通過させ、水と異物を分離する方式です。この膜は、水だけを通し、水の中の他の溶解物を通しません。高い圧力をかけることで、水は濃度の高い側からこの膜を通して低い側に移動します。
もともと海水の淡水化や人工透析に使用された技術です。浄水後の水は純粋(H2O)に近いものになります。この方式の浄水器は、容器も大きくなり、設置場所も大きくとられます。また、コストも他方式に比べて高いです。

(4)セラミック式
膜でなく、微細な孔をもつセラミックを濾材に利用した浄水器です。
浄水器にどういった種類のものがあるか濾材別に述べましたが、設置の方式別に分けますと、
(1)蛇口直結型
(2)据置型
(3)水栓一体型
(4)ビルトイン(アンダーカウンター)型
(5)ポット型
に分類されます。われわれキッチンを取り扱っている者にとっては、ほとんど「(4)ビルトイン(アンダーカウンター型」が対象になります。
 最後に浄水器の選定の手順についてまとめますと、
1.濾材の方式を選ぶ
  上述(1)〜(4)の方式のどれにするか?ポイント・・・期待する除去物質と除去量、期待する浄水後の味
2.1に見合うメーカーの浄水器の特性の情報を探し、絞り込む。
  ポイント・・・価格、濾材(フィルター)の寿命、設置スペースの確認、納入実績、メンテナンス体制
3.実際に試飲できるショールーム、販売店に赴き、試飲して自分に合うものを決める
以上、浄水器に関して述べてきましたが、ご理解頂けましたでしょうか?
次回のテーマは、設備系からキッチン本体のカウンター素材について取り上げます。
「キッチンおやじ」こと 岡本 憲明