ekrea contact us
HOME > キッチンおやじのコラム 目次 > 2006.1.26/VOL.06
キッチンおやじのコラム COLUMN

キッチンおやじのコラム 2006.1.26/VOL.06

こんにちは。「キッチンおやじ」こと岡本憲明です。
いつもコラムを読んで下さり、ありがとうございます。

 さて、前回はガスの種類、ガスコンロの熱効率・ガラストップの特徴についてお話しましたが、今回はガスコンロの機能面・安全面そして総括としてガスコンロの選定のポイントを取り上げましょう。
 まず、機能の面ですが、ガス機器メーカー各社で熾烈な開発が繰り返され、年々新しい機能の付いたガスコンロが登場しています。実際のところ、キッチンに携わる我々も、最新のものですと知らないものがあると言ってもおかしくないくらいです。また、意外な使い方もあります。
 グリルと言いますと、魚を焼くという機能をすぐイメージしますが、その機能も従来のものですと焼く時にはグリル皿に水を入れ、焼ける魚の状態を見ながら片面が焼ければひっくり返すという動作を行なっていましたが、最近の便利なものですとグリル皿に水は入れる必要がなく、上下バーナーで裏返さずに焼けますし、セラミックバーナーを採用しているものが多いので、遠赤外線・近赤外線の効果で焼きむらもなくこんがり美味しく焼けます。
 また、タイマー付のものですと任意に調理時間も設定できます。さらに、意外に知られていない使い方ですが、トースター機能・オーブン機能・暖め直し機能などをうまく使えば、家電品以上に短時間で美味しく焼き上げたり、温めたりできます。
 次に、コンロでよく使うトップのバーナー部の機能ですが、前回申しました内炎式の普及で熱効率は上がりましたし、センサー・マイコン搭載の機種の増加で電化品並みの温調機能が備わりました。例えば、天ぷら等の揚げ物類も、揚げたい温度に設定すれば、一般的には、揚げ物の具(ネタ)を入れると一時的に油温は下がるのですが、設定温度を維持するためにバーナーの火加減を強くしたり、設定温度に近づくと火加減を弱くしたりを自動的に繰り返し、設定温度をキープしようとします。また、ご飯の炊飯機能を使用しますと、通常の炊飯・おかゆが出来上がります。通常の炊飯ですと、昔ながら言われている「始めチョロチョロ、中パッパ・・・」の火加減動作を繰り返し、かまどで炊いたものに近く炊き上がります。それ以外に調理タイマー・湯沸しタイマーによる時間設定も可能になっています。
 以上、機能・安全面の充実ぶりは理解できましたでしょうか?
 最後に、ガスコンロの選定のポイントについて箇条書きにしてまとめましたので、参考にして下さい。
 1. ご自分の調理にあった機能がクリヤーされているか?
  (1) グリルの有無は?
  (2) ガスの消費量(熱量)は?
  (3) 操作性は?前面操作or上面操作、点火・消化ボタンは押し回し式orプッシュ式・・・
  (4) 日常よく作る料理に合う機能が備わっているか?(揚げ物・炒め物・煮込み・・・)
  (5) バーナー数は?(2口・3口・4口)
 2. 安全面で欲しい機能はついているか?
  (1) 各種自動消化機能(グリル加熱防止、揚げ物加熱防止、空焚き・焦げ付き・・・)
  (2) 立消え安全装置
  (3) 感震機能
 3. 清掃・メンテナンス性は良いか?
 4. コンロ幅は?(W600orW750)
 5. 強火力バーナーは右or左?
  (近接する壁の反対側をお勧めします。壁が左なら右バーナー、壁が右なら左バーナー。
   アイランド型なら利き手側かなぁ・・・)
 6. コストは?
 7. デザイン・カラー・ブランドは?

 今回はガスコンロについて触れましたが、ご理解頂けましたでしょうか?
では、次回はガスコンロとよく比較されるIHヒーターについて、前々回の電気のお話の中で触れていませんでしたので、取り上げましょう。どういう原理で、どういう特性があるのかご理解頂き、加熱調理機器の選定の際に、お役立て戴ければ幸甚です。

 では次回もよろしく。
「キッチンおやじ」こと 岡本 憲明